2019年06月09日

パリ警視庁迷宮捜査班:ソフィー・エナフ

かわいい刺しゅう、へたくそ選手権したら、優勝できる…。



六カ月の停職から復帰したパリ警視庁警視正のアンヌ・カペスタンは、新結成された特別捜査班を率いることを命じられる。しかし、あてがわれたオフィスは古いビルの一角。集められたメンバーは、売れっ子警察小説家(兼警部)、大酒飲み、組んだ相手が次々事故に遭う不運の持ち主など、警視庁の厄介者ばかり。アンヌは彼らとともに、二十年前と八年前に起きたふたつの未解決殺人事件の捜査を始めるが、落ちこぼれ刑事たちの仕事ぶりはいかに…「フランスの『特捜部Q』」と評されるコミカル・サスペンス、開幕!



ハヤカワさんの本を読んでたら、「電話帳?」と言われたことがあります。






フランスの特捜部Qの謳い文句に釣られて読んだら、これが最高だった。
パリ警視庁の問題児の寄せ集めチーム、ようはやめさせたいけどやめさせられないメンバーの集まり。
まわりからの視線はまったく暖かくはないけれど、彼らは最高の仕事をしようと、ふたつの未解決事件の捜査に乗り出す。
このメンバーたちの個性が強すぎて、どうしようかと。
こんな窓際に追いやられたら、だれだってひねくれそうなものだけど、ぼろぼろのオフィスをみんなで手入れして快適な空間にして、おいしい御飯を用意して。
そして人一倍仕事には全力。
私のお気に入りは、組んだ相手が次々と不幸に見舞われるという不運の持ち主のトレズ(ヘルハイのトム的な…)。
実際には、仕事も熱心だし、良きパパだし、なんだけど、自分が呪われてると思い込んで、すごーくネガティブ。
とはいえ、彼はパパの視点でアイディア出してきたりして、そこはすごく楽しい。
全体的に悲壮感漂ってもおかしくなさそうなのに、基本面白く読めてしまう。
その一方で、登場人物一人一人には、重たい過去もあったりする。
その過去を、相棒となった相手に徐々に打ち明けていくところが一番好きだった部分。

それにしてもフランスの作品ということで、人物名がうまく認識できないから、よくわからなくてなんとなく読み飛ばした部分が、あとあとで「!」となったシーンが。
海外作品にありがちだわ…。
posted by 棗 at 09:35| Comment(0) | 本・マンガ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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